冷血部長のとろ甘な愛情
その日の夜、坂本くんと居酒屋でご飯を食べてからホテルに入った。

いつものようにシャワーを浴びてから、セックスをして、終わったらまたシャワーを浴びる。

ストレスがたまっていたのか今夜の坂本くんは少し荒かった。私も今夜は強く抱かれたかったからちょうどよい。適度な疲れでよく眠れそうだ。

あくびをしながら一人ホテルを出る。


「おい」

「えっ? わっ!」

「今そこから出てきたよな? 何してたんだ?」

「何って、何でもいいじゃないですか。仕事に関係のないことなので聞かないで下さい」


どこから現れたのか分からないが、目の前に部長がいた。彼がそこと指差したところはもちろん今までいたホテル。ホテルで何していたかなんて聞かなくても想像できるだろうが……。

何だか今日は厄日な気がする。朝から電車は一緒だったし、ランチでも会うし、今度ランチすることにもなったし、とどめはこんな見られたくないとこで会うとか最悪な日だ。

いつもは出る前に周囲を確認しているのに、今日に限って怠るとは……ハッ! 坂本くんは?
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