冷血部長のとろ甘な愛情
同じように学生から話を聞いて、頷いていた。私は「がんばってね」と女子学生に激励の言葉をかけてから次の作品を見る。


「神原さん」

「はい、何でしょう?」


かわいいメモホルダーを見ていると、部長に呼ばれてそこに行く。

さっき説明を受けていたクリップファイルが余程気に入ったみたいで、まだそれを手にしていた。


「これ、いいと思わない?」

「はい?」


手渡されたので受け取ってはみるが首を傾げてしまう、一見普通のクリップファイルでどこがいいのか説明がないと困りますが……。

表は変わらないから裏に工夫があるのかと引っくり返してみる。裏面にはクリアーファイルが付けられていて、クリップファイルと一体化されていた。


「あー、なるほど。ここに収納が出来るんですね」

「そうなんです。ここに何枚も挟めるんですけど、それだと厚みが出て書きにくいし、下に写ることもあるのでそういう不便さを解消しようと思いました」

「いい発想ですね!」

「なあ、いいよな」
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