強がり女の唯一の男
「そうだよな~・・・俺と付き合いだしたら朝帰りなんて小雪んちの両親、怒るか?」
「私の家のことだけじゃなくて、公平のお母さんやお父さんにだってどう思われるか・・・」
「俺んちの親は小躍りするほど喜ぶと思うけどな?」
「小躍り!?」
「マジで、そんくらいの勢いで喜んでくれるって」
そう言って私を自分の方へと向かい合わせ、抱きしめてくる。
そんな公平に、裸な事も気にせず私もきつく腕を回して抱きついた。
公平の肌に触れるととても気持ちいい。
ああ、私、幸せだ。
公平に抱かれることは、すごく幸せな時間だった。
< 127 / 159 >

この作品をシェア

pagetop