強がり女の唯一の男
だから、安達君と二人で会っていても嫌な気持ちにならないことが、安達君に対する好意なのだと勘違いしたのだと思う。
安達君と初めて肌を重ねた時は、お酒を飲んだ後・・・。
酔ってテンションの上がった状況に後押しされての行為。
本当は恐かった・・・だけど、痛みは無く、ただただ恥ずかしかった・・・。
でも、本当は・・・触れられる事が恥ずかしかったのではなく、愛情の無い人との行為だから抵抗する気持ちがあったのかも・・・。
でも安達君は私に無理強いする様な人ではなかったし、月に1度か2度の行為で済ませてくれていた。
私がその行為自体を好きではないことに気づいていたのだと思う。
・・・そういう 私に対する思いやりが嬉しかった。
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