俺様社長と強引で甘々な結婚
ゴールドのハートの形の中に、たくさん散りばめられたピンクや水色などの色とりどりのストーン、その横にもゴールドのハート。

「お前、本当に装飾品とかつけねーし、色々探したけど、あんまりいいのなくて、だったら俺がお前に、似合うと思うもの作ろうと思って、作らせたんだ。だから当然だけど、似合ってる」


「社長!!本当にありがとうございます。」


今度は、私から社長の腕の中に飛び込んだ。


その反動で社長は後ろに倒れそうになったけれど、それでも私をギュッと包み込んでくれた。


「ありがとうよりも聞きてー言葉があるけど、それはまたこの一件が片付いてからだな。絶対、阻止してやるから安心しろ」


社長の力強い腕と言葉が、昨日の胸を締め付けるような苦しさから解放してくれた。


ダメだな、私。
結局、社長を巻き込んでしまった。


きっと社長のことだから、私のために偽の恋人を叔母さんの前で演じてくれるのかなと、そんなことを考えていた私は、まだ甘かった。


この社長こそ、本当に暴走すると何をしでかすかわからない人間だということを、私はまだちゃんとわかっていなかった。
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