俺様社長と強引で甘々な結婚
春馬さんの言葉に招待客の皆さんがどよめいた。KANAEの副社長に就任するということもそうだか、私に右肩上がりのPort de la fleuを任せるということへの不安も口にしていた。


「ですが、まだ妻は社長としては未熟です。なので私は副社長と社長を兼任したいと考えています。妻は離れることを望みましたが、離すつもりはありません。副社長にはなります。でも、俺はニューヨークには行かない。これが俺の答えです!」


「は、春馬さん?!どういうこと?」


「お前に委ねた結論を俺なりに解釈したらそういう答えが出たんだよ。副社長にもなる。でも、ニューヨークには行かない。Port de la fleuもやめない!これが俺の答えだ」


春馬さんのその言葉に、会場に響き渡るほどの大きな拍手をしてる人がいた。春馬さんのお母さんのKANAEさんだった。


「春馬らしいわ。そう言うと思ってた。欲しいものは全部手に入れるっていうまさに俺様。分かったわ。三年後、二人揃ってニューヨークに来なさい。そのときにあなたを副社長に就任する。それまで三年間、あなたたちは今の場所で頑張りなさい」


「い、いいんですか?」


「いいわよ。でも三年の間に一度はニューヨークにも遊びに来ること。おばあちゃんになるの楽しみにしてるから」


会場内は割れんばかりの拍手に包まれ、涙を拭う私を春馬さんはギュッと抱きしめた。


「任せとけよ。とびきり可愛い子ども見せてやるから!理央、二人で片時も離れず幸せになるぞ」


「もう、強引で俺様なんだから」


「そんな俺が好きなんだろ?」


「そうですよ。好きです」


「バーカ!俺は愛してるって言ってんだろ」
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