EGOIST
三つ子は現在アーロン率いる特殊部隊の監視下に置かれているが、特に問題がなければそう遠くないうちに自由の身となる予定で、エレンから彼らのことを聞いたスキナーが彼らを引き取りたいと申し出ているので、彼らの意思にもよるが、家族として暮らしていくことになるだろう。
とはいえ、生い立ちが生い立ちなだけに苦労が絶えないことは目に見えていて、同じような境遇にあるギルバートをはじめ、過去にフィランダーの被害者であるダンテやほかの2人には、彼らの相談相手になってほしいと頼んでいる。
4人は特に抵抗もなく「分かった」と言ってくれている。
ギルバートからの情報では、近いうちに食事会をする予定だとか。

そして本日、全ての処理を終了したことを報告しにアーサーのところへやって来て「よければ久しぶりにお茶でも」と誘われた。
彼に茶に誘われることは珍しいことではなく、断る理由もないので2人はその誘いを受け、現在に至る。
そもそも、茶に誘われることは予想できていたので2人はこの後の予定を完全に空けていた。

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