EGOIST
そう言って苦笑するエレンは、年相応の少女のそれだ。
そこにある感情は友人としての物の中に、それとは別の物が見え隠れしている。
そんな、年相応なエレンの姿に、アーロンは目を細めた。

「人ってのはままならないな」
「そうですね」

アーロンの言葉を、エレンは静かに肯定した。




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