EGOIST
「どんなに周りが焚きつけようと、結論を出すのは結局は本人だ。その結論に、周りがどうこういう権利はないし、君達もそれに左右される事もない。ただどうか、後悔のない選択を」
「………オタクがいうと、言葉の重さが違いますわ」
ジョシュアには婚約者がいた。
その婚約者はアルマで何かと苦労が絶えず、彼女もジョシュアを巻き込むわけにはいかないと婚約することを拒み続けていたそうだが、最終的にジョシュアが粘り勝ちしたのだそうだ。
だが、婚約して数日後、その婚約者は死んだ。
アルマ狩りだったそうだ。
犯人は捕まり、相応の罰を受けた。
しかし、あの時あーしていれば、こうしていればと後悔ばかりしているのだそうだ。
ちなみにこの話を聞いたのはいったいいつの事だったかははっきり覚えてはいないが、この話を吐き出させたのはエレンだった。
その場にダンテやカイルも居合わせたのだが、なんというか、凄かった。
10歳にも満たない少女が20を過ぎた男を口で負かしたのである。
腕っ節ならば確実に自分達に軍配が上がるが、精神を揺さぶる彼女の言葉にはどうあがいても勝てないと知った瞬間である。
「………オタクがいうと、言葉の重さが違いますわ」
ジョシュアには婚約者がいた。
その婚約者はアルマで何かと苦労が絶えず、彼女もジョシュアを巻き込むわけにはいかないと婚約することを拒み続けていたそうだが、最終的にジョシュアが粘り勝ちしたのだそうだ。
だが、婚約して数日後、その婚約者は死んだ。
アルマ狩りだったそうだ。
犯人は捕まり、相応の罰を受けた。
しかし、あの時あーしていれば、こうしていればと後悔ばかりしているのだそうだ。
ちなみにこの話を聞いたのはいったいいつの事だったかははっきり覚えてはいないが、この話を吐き出させたのはエレンだった。
その場にダンテやカイルも居合わせたのだが、なんというか、凄かった。
10歳にも満たない少女が20を過ぎた男を口で負かしたのである。
腕っ節ならば確実に自分達に軍配が上がるが、精神を揺さぶる彼女の言葉にはどうあがいても勝てないと知った瞬間である。