EGOIST
「その執念深さは尊敬してますけど、今回はちょっとやりすぎな気がします。相手は15歳の女の子ですよ」

メイナードの意見も一理ある。
だが、5年間くすぶり続けた不満と5年間で培ってきた記者魂が、彼女と前へ通すのだ。

「そうはいかないわ。ほら、行くわよ」

そう言い、アデラは歩き出した。
そんな彼女にメイナードは溜息を1つつき、彼女に続いた。




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