EGOIST
「…………帰りましょうか」
「……………そうっすね」

数日分の気力と体力を根こそぎ持っていかれたような気分のなった2人は、ふらふらと立ち上がり、その場から離れた。

どこから情報を得たのか黙っていたはずの上司にエレン・フェアファクスについて調べていたことをこっぴどく怒られ、さらに仕事用、プライベート用のPCが謎のウイルスに感染し使い物にならなくなり、スマートフォンのデータもすべて吹っ飛ぶという事件が発生し、2人が悲鳴を上げるのはまた別の話である。




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