「 好 き だ よ 」


「おー! 意外なコンビ!」

「白石ちゃん…そうだったの!?」

「ヒューヒュ~~!」



……なんかちょっと完全に的はずれな声が聞こえるけど!


お調子者の田端はというと、もう既に今の状況を楽しんでいて、観客席に向かって芸能人のごとく手を大きく振り始めるから思わず笑ってしまう。


ある意味相手が田端でよかったのかも、なんて思ってたら、ふいに田端が肘をつついてきて、何かと思って顔を向けると、



「なあ白石、俺らちゃんと言っといたほうがよくねえ?」

「? なにを?」

「俺に任せろ」



??


突然、凛々しい表情見せる田端。 すると。



「俺は他に好きな子がいるんでよろしく~~!!」

「!?」



デカバカボイスでそんなことを叫んだのち、繋いでいた(正確には私が一方的に掴んでた)手をパッと振り払ったかと思えば、今度は田端が私の手首を掴み取り。



「ちなみにコイツも〜~!!」

「………エ"ッ」


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