ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「うーん、特に?」


「特にって…」


「僕はなっちゃんがいるだけで楽しいもん」





恥ずかしいようなセリフを蓮は、サラリと言ってしまう。





言われてるこっちが恥ずかしいんですけど!





普通の女の子だったら、簡単に蓮のこと好きになっちゃうよ。


これを自然でやってるのか、計算でやってるのか分からないけど。





…どっちにしろ、恐ろしい。





私は疑いの眼差しを向けながらも、何をしようかと考えた。





「じゃあ、お母さんに頼まれてた買い物についてくる?」


「うん!いく!」





元気よく頷く蓮を可愛いな、と母のような目線で見つつ、私たちは近くのスーパーへと向かった。





「なにを頼まれたの?」


「えーと、今日の晩御飯の食材かな?」





私たちはカートを押しながら、メモに書かれた食材を次々とカゴの中へ入れていった。
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