××したいくらい、好き。

「絆奈ちゃん、僕が隣だと嫌?」

「え…!!」


嫌です。

嫌です……!!


けど、正確にはかいとくんが嫌なんじゃなくて、かいとくんの隣の席が嫌であってその決してかいとくんが(最初に戻る)…。


「あ、あ、その……」


しかしながらそんな長いことを人に話せるはずもなく、結局しどろもどろな私。
そんな私を見たかいとくんは、信じられない事を口にしたのでした。


「絆奈ちゃん」

「え」

「もしも君が、僕を嫌っているのであれば、僕は、死ぬよ?」

「な……!?」


さすがのなっちゃんも、目を見開いて海音君を見る。


「君のためなら、舌噛んで死ねるよ」


ぺろりと赤い舌を出して笑うかいとくん。




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