××したいくらい、好き。
そしてショウマ君がかいとくんの席にうつり、かいとくんは見事に……
私の席の隣にきてしまったのでした。
「バカイト、先生にどう理由つけるんだ?」
事の成り行きを黙ってみていた雷飛君がついに口を開いた。
「ん?決まってるじゃん雷飛~」
嬉しそうに私の隣に座ったかいとくん。
「僕今日から『高橋海音』ってことにする」
「ならお前は今日から『バカ橋バカイト』だな」
「海音も雷飛もお前ら二人そろってバカイトだ!!」
「太一、なにそれうける…!!」
私の気持ちなんてつゆ知らず。
4人はそうやって笑っていたのだった。
「おーい、HR始めるからお前ら席につけー」
担任と思われる先生が教室に入ってくると同時に、周りのみんなはそれぞれの席につく。
その流れに乗って私もできるだけそっと自分の席についた。
ああ、私の高校生活は灰色になると思ってはいたのだけれど。
「よろしくね、絆奈ちゃん♪」
ねえ神様。
何も、真っ暗闇にしなくてもいいんじゃないですか…………!?泣