××したいくらい、好き。

「暁 海音の席は、絆奈ちゃんの隣ー」


ね?


と、笑いかけてきたかいとくんとは裏腹に。


私はその台詞に石化したあげくヒビまで入ってしまったのだった。



「ヒュー!!」

「きゃ~今の告白!?」

「ごちそうさまでーす!!」

「休み時間にやれよ~(笑)」



もちろん、周りからはこんな反応。

茶化してきたり、もっとやれと言ってみたり、とりあえず騒いでみたり。

なんとも思ってない、ただ面白がっているだけ。


だがしかし、これだけは本当なのだ。


「おめでとうキズナちゃ~ん!!♪(笑)」


この一件で、今日が初めてのクラスの人全員に……




―――高橋 絆奈という名前が一瞬にして知れ渡ってしまったことだ。



< 17 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop