××したいくらい、好き。
あなたは元気そうで何よりですね!!!
と、心の中で精一杯言い返してやった。
……実際にその言葉は、口から出てくるものではないのだけれど。
「…っ」
思わず顔をそらしてしまう。
ていうか、あんまりこっち見ないで!!
誰のせいで私の名前がクラス中に広がったと思ってるのよ~!!
それもこれもかいとくんのせいだ!!
かいとくんが変に有名人で変に人気者だからだ~!!泣
「……し、高橋!!」
「!!」
先生に、私の名字を呼ばれていたことにやっと気づく。
あああやばいまたコレでみんなからの視線が集まってくるるる……!!
ダラダラと変な汗がわき出てくる。
目が回る。
あああ、先生が1人、2人、3人……ん? 5人…?
「お前の番だぞー」
「あ、あ……!!」
早くしないと私のためにみんなの時間を無駄にするわけにはいかない早く立って話さないと待って話すって何を話すの私に話せることなんて名前と名前と名前くらいしかああああ。