××したいくらい、好き。
「あ、太一君、私の隣でさ、さっき少ししゃべったら意外とおもしろくて!!」
「意外って言うのは心外だなー」
太一君は、とがらせた口を元に戻して、私に笑顔を向けてきた。
「ってことで、なつみちゃんの隣の太一です、よろしくね絆奈ちゃん」
「ぅ……」
え、笑顔がまぶし……。
「太一、僕の絆奈ちゃんの半径5メートル以内に近づいたら磔」
「あ、俺は絆奈ちゃんの右隣の凛だよ!! 海音ばっかじゃなくて俺のことも構ってね絆奈ちゃん!!」
そんなかいとくんを無視した様子で、私の後ろから声をかけてきた橘君。
「凛は火炙り……!!」
「とりあえずこいつらの保護者的損な役割の一条雷飛、よろしく」
「雷飛は斬首……!!」
なんかご一行様からご挨拶をいただいちゃいました……!!
「よ、よ……よろしくお願いします……」
深々と頭を下げる私。
そして、ゆっくりと視線をみんなへと戻すと。
「「よろしく!!」」
「………っ」