【仮面の騎士王】
「ところで、昨夜明かりをともしてくれたのが誰か、知っているかしら。お礼を言いたいのだけれど」
ケイトリンは、慎重に言葉を選んだ。
「明かりですか? 私ではありませんが、他にもケイトリン様付きの侍女がおりますから、そのうちの誰かだと思いますが」
首をひねる侍女の様子からは、ケイトリンの知りたい答えは得られそうもない。しかし、ケイトリンは諦めきれずに質問を重ねた。
「私についている侍女は、皆、私とあまりかわらない年齢だった気がするのだけど」
「はい。ケイトリン様の話し相手もできるようにと、ケイトリン様についた者はみな、私くらいの年でございます」
「もっと年上の方はいらっしゃらないのかしら。そうね。私の父よりももっと上の方」
昨夜現れた侍女は、それこそ、彼女の祖母と言ってもいいくらいの年齢だった。そして、その年まで城の中で働く侍女はめったにいない。結婚すればその時点で、結婚しなくても、皆、ある程度の年齢で職を辞するからだ。年齢で探せば、身元が判明するに違いないと、ケイトリンは感じていた。
レイフに仕える侍女だろうとは思ったし、直接的にそれを質問することは危険だとはわかっていたが、少しでも情報がほしかった。
「さあ。侍女の中で年上というと、王様か王妃様にお仕えする者でしょうか。あ、そういえば、城の中で最年長の侍女は、確かレイフ王子にお仕えしていると聞いたことがあります」
ケイトリンは、慎重に言葉を選んだ。
「明かりですか? 私ではありませんが、他にもケイトリン様付きの侍女がおりますから、そのうちの誰かだと思いますが」
首をひねる侍女の様子からは、ケイトリンの知りたい答えは得られそうもない。しかし、ケイトリンは諦めきれずに質問を重ねた。
「私についている侍女は、皆、私とあまりかわらない年齢だった気がするのだけど」
「はい。ケイトリン様の話し相手もできるようにと、ケイトリン様についた者はみな、私くらいの年でございます」
「もっと年上の方はいらっしゃらないのかしら。そうね。私の父よりももっと上の方」
昨夜現れた侍女は、それこそ、彼女の祖母と言ってもいいくらいの年齢だった。そして、その年まで城の中で働く侍女はめったにいない。結婚すればその時点で、結婚しなくても、皆、ある程度の年齢で職を辞するからだ。年齢で探せば、身元が判明するに違いないと、ケイトリンは感じていた。
レイフに仕える侍女だろうとは思ったし、直接的にそれを質問することは危険だとはわかっていたが、少しでも情報がほしかった。
「さあ。侍女の中で年上というと、王様か王妃様にお仕えする者でしょうか。あ、そういえば、城の中で最年長の侍女は、確かレイフ王子にお仕えしていると聞いたことがあります」