MAYBE TOMORROW
目一杯、可愛くしてきたんだ。
これでだめならダメ、なんだ。諦める。

んんん?でも無理。諦められない。やっぱり。
簡単に諦められるなら、それはきっと恋じゃない。たぶん。

「ガラっ~~ん」

意を決してドアを引いた。掛かってたカウベルが鳴る。
ドアを開けるときつぶっていた目をいま開いてみた。
そっと店内を見渡してみる。左から右へと。

「イタあ~~~~~~~」

いる、イル。イタンダ~お兄ちゃん。

オニイチャンとお兄ちゃんは向かい合わせに、
いちばん奥の席にふたりで座っていたのだった。
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