MAYBE TOMORROW
「この公園、小さいときお父さんと来たことある」

お兄ちゃんは左の方向に顔を向けてちょっと背伸びをした。

「小さいころ?」

「うん」

「お父さんと?」

「うん」

「行ってみる?」

お兄ちゃんは一拍おいてからそういってくれた。
お兄ちゃんの横顔がわたしのすぐ斜め上にある。

「うん」
とわたしは答える。

あまり大きな公園じゃなくてこじんまりと佇む感じ。
もちろん夜だから人気はない。お兄ちゃんは先に公園に入って行く。

わたしはあとから。
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