政宗かぶれの正志くん
食後、私がトイレ掃除をしている間にいつの間にか帰っていった高田さんと片山さん。


結局何のことだかわからない。


あれか。
私がC級私立にしか入れない頭脳レベルだからわからないのか。


私の頭がもっと良かったら理解できたのだろうか。


帰路につきながら、先程の妙な警告についてゆっくり考えてみた。


近々、変人が現れる。


でも、然程変人ではない。


でも、結構な変人。


おそらく、その変人は2人の友人だろう。


2人の雰囲気や取り成し方から考えると、「どうか、よろしく」と託されたような印象を持った。


…いやいやいや。変人を寄越されても対応出来ないし。


そもそも、何故私の元に?


変人が?


恋人募集もしていないけれど、変人なんてもっと募集していませんから。


全くもって、意味がわからない。


「BとC」とか呼んだことを根に持った嫌がらせだろうか。


東大生同士はあれで会話成立、内容把握出来るものなのだろうか。


それなら、天才集団な思考回路など全くわからない私にそんな無茶振りはやめてほしい。


もう、考えるだけ無駄な気がしてきた。


この時間を返してほしい。


アパートについて、お風呂を沸かして湯船に浸かる頃にはもう考えることを放棄してしまった私は、とりあえず変人に遭遇したら逃走しようと決めた。


明日にでも防犯ブザーを買いに行こう。


もしくは、催涙スプレー。


どこに売っているんだろう…。


うんうんとかんがえていたらいつの間にか眠りについていて、気がつけば朝を迎えていた。


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