S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。
「さて、華道の基礎だったね」
フードコートをあとにしてすぐ解放されるはずだった私は今、蒼ノ月様の御屋敷にいる。
………なぜこうなった!?
それは、どうしても今日のお礼がしたい!と言う蒼ノ月様に対して、結構です!と全力で否定するやりとりを数回繰り返したのち、
「僕は盆栽も得意だからね。それに華道の心得は幼少の頃に既に身につけている」
椿に教えてもらうレッスンが華道基礎と帰りの車の中で話したのが間違いだった。
華道基礎の説明だけでも僕が!と言われ教えてもらうことになり、この屋敷へと連れてこられた。
それに加えたこ焼きの代金だって、
「注文方法を知らなかったとはいえ、姫君にお財布を開かせたことを心苦しく思う僕のほんのささやかな気持ちだ」
……と、ポエマーが押し付けてきたお札の人物は諭吉であった………。
当然受け取れるわけもないので、頂かなかった結果がこれだ。