S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。
畳に足をついて立ち上がったはずなのに、痺れたせいで感覚がわからない。
しっかりバランスが取れずによろよろする身体は今にも倒れそう。
「なにっ……!?明里くん!?」
不審な動きをする私を、勢いよく立ち上がった蒼ノ月様が支えてくれる……!と期待を寄せたが、
「な、なぜだろうか……僕も足が痺れて……」
へっ!?
慣れてるんじゃないんですか!?
ふたり揃ってぷるぷるよたよたしながら堪えていたけど、
「へ?あっ……やば……っ!!」
ぐらっと視界が反転した、と思った瞬間。
────ドサッ!!
私と蒼ノ月様に限界がやってきた。
「痛……っ。って、蒼ノ月様……!?」
畳に背中から倒れ、すぐに目を開くと、私の上に蒼ノ月様が覆いかぶさっていた。
「……す、すみません!!私のせいで」
私の肩の横に手をついて身体を支えている。
「驚いたよ」
蒼ノ月様の金色の髪が私に降りかかる。
「僕は大胆な姫君は嫌いじゃない」
「……大胆って」
ていうか、倒された形になってるのは私の方なんですけど!