S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。


「……食材とメニューについてです!」


「どんな食材でも構わないわよ。メニューも、スイーツでも前菜でもスープでもオッケーよぉん。召し上がるか召し上がらないかは、来賓の方次第だもの」


「えっ。ということは、食べてもらえない可能性も……」


「そうねぇ。でもその時は評価ナシよん!」


「そんなぁ!」



評価がもらえないイコール称号への道はその時点で閉ざされたも同然だ……。


だがしかし、時間がないので豆腐料理を書き出してみる。



「ほらほらぁ!一言コメントなら添えてあげるわよぉん!」



ありがとうございます!とお礼を言いメニューを提案することにした。



「肉豆腐はどうでしょうか!?」


「質素」


「ま、麻婆豆腐!!」


「定番」


「じゃあ、豆腐の照り焼き!」


「地味」


うぅ……っ。

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