S級イケメン王子に、甘々に溺愛されています。
ほんっとにほんっとに一言だけど……っ!!
確かに華やかではないメニューかもしれないけど!
ローランド先生あんまりです……!!
どれもこれも美味しいのに……。
最後にもうひとつ提案したかったけれど、虚しくも授業は終わりを告げた。
「ちょっとあなた。昨日まではやる気に満ち溢れていたと思ったけれど、今日のあなたはどうしたのよぉ?」
すかさずローランド先生が私のもとにやってきた。
「一所懸命考えていたことは伝わったわぁ。だけど、元気がないんじゃないのかしらぁ?」
さすがローランド先生、鋭い……。
「すみません……。もやもやしていることがあったせいかもしれません。今後は気をつけます!」
ペコっと頭を下げた私のそばでふぅーっと溜め息をついた。