夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】
アルバート様の別荘付近の海で、アカリが人工呼吸してくれた…。あの日の、事。
大人になったアカリと再会した、記憶。
……。
一つ思い出したら、次々とアカリとの思い出が溢れてきて…。
さっきまでの恐怖を、過去の記憶を上書きするように…。怯える俺を包んでくれた。
……
………。
いつの間にか、俺達は床に座ってた。
「…っ…アカ、リ。」
呼吸が落ち着いて、俺は目の前のアカリを力一杯に抱き締めた。
暖かくて、どうしようもなく愛おしいその存在が…。いつも俺を救ってくれる。
「…俺、シュウに…酷い事…した……っ。」
俺の瞳から流れた、涙。
言葉と一緒に込み上げてきて、止まらない。
「みんな、もっ…。
ヒナ、も……悲しませてっ……。」
「……。うん、そっか…。」
涙と一緒に気持ちを吐き出す俺を、アカリはずっと離さずに居てくれた。
俺の本音を、聞いてくれた。