夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】
途中で終わってしまっていた内容が気になる。
自分と同じ名前の主人公は、果たしてどんな未来に辿り着くのか……。
早く続きを読みたい。
父さんの描いた物語だ。
絶対に夢で溢れた、希望に満ちた展開になっている筈だと胸を弾ませた。
……。
でも、その夜はいつもと違った。
何時間待っても父さんは奥の寝室から出て来なくて、俺は眠気で閉じてしまいそうな瞼を擦りながら待ち続けた。
椅子から立ち上がり、寝室に近付いて、扉のノブに伸ばしかけた手を何度も引っ込めて……。
我慢、我慢って自分に言い聞かせて、待ち続けたんだ。
……
…………。