ワケありルームシェア
「それにしても急だね。全然いいけど。」
「あ、ありがとうございます!」
哀川さんの先輩らしい人が席を用意してくれた。こんな大人数なのに一つのテーブルに吸われるほど店内は広い。
いや、大きい店に比べると小さいけど、中が広いと言った方がいいのかも。
まだここら辺のことを全然知らないけど、こんなところがあるなんて思ってもみなかった。
「あ、こちらは私の尊敬する人バイトの先輩、由宇先輩です!年齢は秘密だそうです!」「いつもお世話になってます。」
「ほら〜、青春もいいから仕事してね〜。」
店長は随分とゆるいみたい。
哀川さんは基本お菓子作りに専念してるらしいけど注文を聞きにエプロンを借りて来ていた。衛生面を考えたのか、デザインを重視したのかエプロンの下の服も指定されているらしい。それも先輩のもののため袖はぶかぶか。それに興奮しているのは約2名。