ワケありルームシェア
「ひ、緋山君、怒ってるよね?」
「別に。」
「部長がごめんね。」
「本当迷惑だよ。」
「私から部長に言っておくから。」
「うん。」
昨日みたいに哀川さんと帰る。
部活の人たちには家の方向が一緒とだけ伝えてあるから、一緒に帰っても違和感がない。

「はぁ……………。」
合宿なんて、行ったことないのに。
中学校頃の学校の行事なんてほとんど出ていない。
小学生の頃はよく出ていたけど。
でも、断ってたら本当に親に連絡されそうだ。
兄さんや両親に迷惑をかけるわけにはいかないし………。


「はぁぁあ………………。」
ため息が止まらない。
「ねぇ、哀川さん。」
「どうしたの?」
「合宿参加するって言っといて。」
これ以上迷惑かけるわけにも行かないし、天文学部の合宿なんてそんなに大変じゃないと思うし。
そう言うと、哀川さんの足が止まった。
「何?」
「ほ、」
ほ?
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