無気力王子とじれ甘同居。


「ねぇ、俺と住むの嫌なの?」


「へっ?!」


突然聞いて来る松下くんに思わず変な声が出てしまう。


「えっと…嫌っていうか…」


「そうよ。何かあってからじゃ」


大家の春子さんもすかさずそういう。


「何かってなんですか?この人が大丈夫って言えば済む話しじゃん。たらい回しみたくされるのはごめんだし」


はぁ?


なんてことを抜かしてらっしゃってるの?


松下くんはなんて、、、


なんて自己中心的な人なんだろう。



「一応、あなたは男の子なんだから…」


「だからなんですか。別に俺だれかれ構わず欲情なんてしないですし」



な、な、なにをーー!!!


松下くんのバカーー!!


欲情なんて言葉、よくも恥ずかしげもなく言えたわね!


春子さんもすごく戸惑ってるじゃんっ!



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