無気力王子とじれ甘同居。
松下くんがわからない。
本当は、バイトから帰ってきた松下くんのためにハンバーグを作ってあげて、テストの結果を聞き出そうと思っていたのに。
私はずっと松下くんの心配をしてるのに。
松下くんは私の嫌がることばかりする。
『祐実嫌い』
嫌いだからって、ここまで私の嫌がることをする?
大貴に住んでることをバラしたり、手首の痣だって。
私だって、松下くんのことが大嫌いだよ。
もっともっと嫌いになった。
だいたい、なんで私が出て行かなきゃなんないのよ…。
松下くんが出ていくべきなのに。
まぁカッとなって勝手に出てきたのは私だけどさ…。
「…あれ?西村?」
夜の道を1人歩いていると、通り過ぎた人に声をかけられた。