エリート上司の過保護な独占愛
「これ、開けてみて」

 不思議に思い手に取った。丁寧にリボンをほどき箱を開ける。そこには、デパートで見て、欲しいと思っていたネックレスが入っていた。

「これって……」

 驚いて顔を上げ、裕貴の顔を見る。

「これが、欲しかったんだろう?」

「はい。以前見て、すごくかわいいなって思ってて。でもどうしてご存知なんですか?」

 裕貴とそんな話をした覚えはない。

「調べたんだ。誕生日プレゼントは何が一番喜ぶだろうかって。事前に調べて自分で買いに行った」

(忙しい中、そんな時間がどこにあったんだろう……)

「驚いた顔が見たくて、こっそり濱中に聞いたんだ」

 たしかに、絵美と一緒のときにこのネックレスに出会った。

 忙しい中でも沙衣のことを思い準備をしてくれていたことを知り、胸がいっぱいになる。

「それに今日も、沙衣が部屋にいないってわかったとき、この場所も教えてもらった。おかげで、こうやって話もできた」

 色々と納得する。しかしそれほどまでに自分のために時間を割いてくれていたのかと思うと、余計に罪悪感が募った。
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