エリート上司の過保護な独占愛
「この間、再会して思ったの。私にはやっぱり裕貴が合ってるって。だからもう一度彼と付き合いたいの。それにはアナタが邪魔なのよ」
「そんなこと、できませんっ」
三年間片想いをしてやっと手に入れた恋だ。お互いの気持ちが通じ合い、一緒に過ごすうちに、ますます彼への思いは強くなる。
それなのにいきなり別れろだなんて、受け入れられるわけはない。
「まぁ、そういう反応が返ってくることは、予想済み。でも考えてちょうだい。あなたの決断ひとつで、裕貴の将来がどうなるのかってことを、ね?」
「課長の将来ですか?」
仕事に心血を注いでいるのは、誰よりも近くにいる沙衣が一番知っている。それが水の泡になるということだ。
「そんなの……ダメです」
最近では、成り行きで臨時的に海外事業部の仕事を行っている。今までの仕事に加えてやっているので、大変なはずなのにむしろ生き生きとしていた。
そんなことから、ドイツへの海外赴任の話も出てきていると聞いた。彼の夢のひとつがもうすぐ叶うかもしれないのだ。
そんな裕貴の将来を自分の選択ひとつでダメにしてしまう。それは沙衣には耐えがたいことだった。
本当に裕貴のことが好きだからこそ、彼の未来をつぶすことなんてできない。それにもし、みどりの言うことを無視して、裕貴とつき合っていたとしても、きっと罪悪感にかられて、彼の傍にいること自体がつらくなってしまう。
どちらにしろ、茨の道だ。
「そんなこと、できませんっ」
三年間片想いをしてやっと手に入れた恋だ。お互いの気持ちが通じ合い、一緒に過ごすうちに、ますます彼への思いは強くなる。
それなのにいきなり別れろだなんて、受け入れられるわけはない。
「まぁ、そういう反応が返ってくることは、予想済み。でも考えてちょうだい。あなたの決断ひとつで、裕貴の将来がどうなるのかってことを、ね?」
「課長の将来ですか?」
仕事に心血を注いでいるのは、誰よりも近くにいる沙衣が一番知っている。それが水の泡になるということだ。
「そんなの……ダメです」
最近では、成り行きで臨時的に海外事業部の仕事を行っている。今までの仕事に加えてやっているので、大変なはずなのにむしろ生き生きとしていた。
そんなことから、ドイツへの海外赴任の話も出てきていると聞いた。彼の夢のひとつがもうすぐ叶うかもしれないのだ。
そんな裕貴の将来を自分の選択ひとつでダメにしてしまう。それは沙衣には耐えがたいことだった。
本当に裕貴のことが好きだからこそ、彼の未来をつぶすことなんてできない。それにもし、みどりの言うことを無視して、裕貴とつき合っていたとしても、きっと罪悪感にかられて、彼の傍にいること自体がつらくなってしまう。
どちらにしろ、茨の道だ。