御曹司の蜜愛は溺れるほど甘い~どうしても、恋だと知りたくない。~

そう言う彼の、紅茶色の明るい目は、どこか熱っぽく輝いて見えた。

「えっ……でも」
「いいから早く……来て」

そのまま手を軽く引かれ、早穂子はドキドキしながら始の膝の上に横向きに腰を下ろす。

「サホちゃん」

始は軽く早穂子の顎先を指で持ち上げると、そのままゆっくりと口づけてきた。

「んっ……」

すぐに始の舌が唇を割り、口の中に入ってくる。

彼の唾液からはさわやかなミントの香りがして、こういうところからして隙が無いなと思いながら、早穂子は膝から滑り落ちないよう、始の首に腕を回していた。

始の使っているフローラルな香水の香りが、早穂子の鼻先をくすぐる。

唇を重ねていると、しぼんでいた心が、水を与えられたお花のように、柔らかく幸せな気持ちで花開いていく。

(ああ……好きだ……私、始さんが好き……)










【お知らせ】


(ページが抜けておりました・・・174Pから読み直していただけますでしょうか。
丸一日気づかず申し訳ありませんでした・・・! 2020/06/11 PM23:15)
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