御曹司の蜜愛は溺れるほど甘い~どうしても、恋だと知りたくない。~
「もう……朝からあんまりそういうこと言わないでください」
「え、どうして? 面と向かって好きだって言えるのは、恋人の特権でしょ?」
始は早穂子の唇を親指で撫でた後、瞳に熱をたたえながら、頬を傾け唇を押し付ける。
「んっ……」
早穂子が唇を受け入れると同時に、仰向けにベッドに押し倒される。
「はっ、はじめ、さっ……」
始の大きな手が、するりと早穂子のTシャツの中にすべりこむ。
慌てて押し返そうとしたが、始の手がそれをやんわりと押しとどめた。
「ブラ付けてないね」
指先が、悪戯っぽく早穂子の胸の先を撫でる。
「だ、だって……」
昨晩寝落ちする寸前、なんとか脱ぎ捨てた部屋着がわりのTシャツを着ただけだ。
始は早穂子の着ていたシャツをたくし上げて、唇を寄せた。
「ね。朝ご飯、俺が作るから。冷たくなった君の体を、温めさせて……」
「――あっ」
始の熱に、早穂子はあっという間に飲まれてしまった。