御曹司の蜜愛は溺れるほど甘い~どうしても、恋だと知りたくない。~
「気持ち、いい……」
枕元の壁に手をついた始が、背後から早穂子を深く貫いた後、ぽろりと言葉をこぼす。
「今更だけど……最初から、俺は君のこと……そういう目で、見てたんだ……。この子、いいなって、気になってたんだ……だから、社内の人間だってリスクを冒してまで、君に言い寄って……。なんだかんだ理由をつけて、君を手放せなかった……」
始はもう一方の手で優しく早穂子の背中を撫で、腰を持ち上げながら早穂子の耳元に唇を寄せる。
「腰落としちゃだめだよ。ちゃんと上げて」
早穂子は快感に体を震わせながら、枕を抱きかかえたままうなずく。
「ね、早穂子……なかなか気づけなくて、ごめん……。でも、これからは全部、惜しみなく君に注ぐからね……」
始がゆるやかに早穂子を追い詰めていく。
ふたりの甘やかな吐息が絡み合い、確かに早穂子の体は熱くなったのだけれど――。
(すぐには出かけられなさそう……)
早穂子は始から与えられる熱に、蕩けるように溺れていくのだった。
――――…