最低男子






考えれば、考えるほど…自分が笑えてきた。



陸の事で、

こんなに悩む日が来るとは思わなかった。









次の日ー



いつも、陸はサーフィンをして帰ってくるから一緒に帰る事はない。



けど、

今日はたまたま帰りが一緒になった。






少し前を歩いている陸。

携帯に夢中で、私の事何て気づいているかもわからない。






『陸』

「何?」



と、

相変わらず…嫌そうな顔をしている。







やっぱり、私たちはこういう関係なんだね。



これ以上の関係にはなれない。


いや、

なれないじゃなくて…ならない。








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