ひとりぼっちの夜は、君と明日を探しにいく
『俺が迷惑かけてやろうって暖炉に火をつけた。それで家が火事になったんだよ!あのふたりを困らせてやろうって……っ』
胃液が喉まで上がってきた。
いくら吐いてもなにも出てこない。腹が減らない。食べることも寝ることも忘れたかのように1日が終わってまた次の日がくる。
苦しい。
そんな資格ないけれど、胸がえぐられるように痛い。
だれかストレスが溜まってるヤツがいれば俺を刺してほしい。そのぐらい苦しい、苦しい。
『……世那!』
耳元で響くばあちゃんの声。
視界が反転して、バタンッと床に倒れたけど起き上がる気力もばあちゃんの声に応えることもできない。
俺が殺した、俺が殺した。
俺が……殺したんだ。
自分を戒めるように何度もその言葉を繰り返して、俺の記憶はそこでプツリと途切れてしまった。