【続】清華魔法学園〜未来選択編〜
side大和
「本当にこれでよかったんですか?」
玖音先輩と廊下を歩きながら俺は玖音先輩に静かに尋ねる。
納得いかない。
こんなやり方。
「これでいい。これが最善だ」
「……っ」
嘘だ。
凛とした表情で発せられた玖音先輩の言葉をすぐに否定したくなる。
アナタはただ1人、紗久ちゃんを生かすためにこの偽りの世界を作った。
アナタにとって大切なのは何を犠牲にしても紗久ちゃんが生きる世界のはずだ。
こんなやり方、この世界を壊せと言っているようなもの。
「玖音先輩ならまた記憶を奪って1から世界を作れたはずです。それこそが玖音先輩にとって最善のはずでは?」
堪らなくなって思わず玖音先輩が決めたことに対して意を唱えてしまう。