【続】清華魔法学園〜未来選択編〜









が。







「俺にとっての最善じゃねぇ。大切なのは紗久にとっての最善だ」







バッサリと俺の言葉は玖音先輩の強い意志の込められた言葉によって切り捨てられた。







あぁ、そうだ。



この人は自分じゃなくて紗久ちゃんが大切で何をとっても紗久ちゃんが一番の人で……








「紗久が選ぶんだよ、この先の未来は」







この人は変わらない。




痛いほど真っ直ぐでどこか不器用な愛情深い人。








「先へ行っててください。玖音先輩」





「え」





「最後くらい、紗久ちゃんと二人っきりで終えたいでしょう?」







急に立ち止まった俺を見て玖音先輩が驚いたように目を丸くする。







俺だってアナタが大切なんですよ。






だからほんの些細なことだけど、紗久ちゃんではなくアナタにとっての最善を俺から与えます。







紗久ちゃんと最後くらい一緒に過ごしてください、玖音先輩。

















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