【続】清華魔法学園〜未来選択編〜
「どうしてだ!!?紗久!!お兄ちゃんが嫌いなのか!!?」
「インフルエンザが移るからです」
驚くほど顔色が悪くなるお兄ちゃんに真顔でズバッと正論を突きつける。
と、「うぅ、紗久のインフルエンザならいくらでも貰うのに。むしろ紗久のウイルスに侵されたい」なんて落ち込んだ様子で言っていた。
変態はアナタなのでは?
「何かあったら遠慮せずに呼べ」
今まで一言も喋らなかった怜桜が無表情にいきなりそう言い、私の頭を軽く撫でる。
ドキッ
不意打ちは反則だ。
「うん」
「………」
素直に返事をした私を無言ながら満足げに見て、怜桜は私に背を向けた。