【続】清華魔法学園〜未来選択編〜












「アンタたちぃー?こーんな所で何暴れてくれちゃってるのかしらぁー?」






「………っ」








静かな怒りの声の持ち主、コタの美しく微笑む姿が目に入り言葉を詰まらせる。









ヤバい。



これはかなりヤバい。






めちゃめちゃ怒ってる。







しかも、コタに止められたことによって冷静になって周りを見渡せばそこは後の祭り。





先程まで着々と生徒たちが準備していたパーティー会場はめちゃめちゃに破壊されていた。







いろいろとヤバいぞ。








「コタ〜、そんなに怒んなくても………」







「これが怒らずにはいられないわよ!!アンタらの無差別戦闘のせいでアタシの愛の翼くんケーキがこのザマよ!!?どーしてくれるの!!?」







ヤバい空気なんて一切気にしていない様子でコタの態度に呆れたように笑う珠樹にコタがぐちゃぐちゃのケーキを突き出しながら叫ぶ。





原型を見事にとどめていないケーキはこの会場そのものと全く同じだ。











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