ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー
派手な金髪で、絶対に関わり合いたくないタイプの人間に見えるのに、
一緒にいることがこんなに落ち着くなんて不思議だ。
不思議といえば、崇さんの年齢の男性がこんなに料理上手というのも珍しいのではないだろうか。
崇さんの淹れてくれた食後のお茶で一息つきながら尋ねてみた。
「崇さんは料理が好きなんですね」
「んん、好き? まあ、嫌いではない……か」
「嫌いでは、ない?」
歯切れの悪い言い方に首を傾げてしまう。
好きでなかったら、他人のために料理をするなんて、仕事でもできないと思うんだけどな。
「元々作り出したのは、必要にかられてなんだ」
「そうなんですか?」