春の円舞曲のレビュー一覧
5.0
例えば何かひとつ、世界から失はれたとして。 それでも世界はきっと、その代わりに何かを生み落とす。 満たされた世界も幸福だけれど、欠けたモノに対してもわたしたちは愛着を持つ。そして、それを補おうと掌をかざす。 この物語がまさしくそうだ。 この物語には「ー」が存在しない。 それだけで世界はこんなにも色を変えてしまう。 それだけでこんなにも特別になる。 日常が非日常へと変わる瞬間。 その扉の前にわたしたちはいつも居る。 この物語のように。
例えば何かひとつ、世界から失はれたとして。
それでも世界はきっと、その代わりに何かを生み落とす。
満たされた世界も幸福だけれど、欠けたモノに対してもわたしたちは愛着を持つ。そして、それを補おうと掌をかざす。
この物語がまさしくそうだ。
この物語には「ー」が存在しない。
それだけで世界はこんなにも色を変えてしまう。
それだけでこんなにも特別になる。
日常が非日常へと変わる瞬間。
その扉の前にわたしたちはいつも居る。
この物語のように。
…なんとも不思議な、フワフワした感じになる作品でして。 これは絵本で読みたい! 誰かイラスト描いてくんないかなー。
…なんとも不思議な、フワフワした感じになる作品でして。
これは絵本で読みたい!
誰かイラスト描いてくんないかなー。
幼き少年に取って
大切な彼と共に迎える春の訪れは
特別なものであり
彼らは僅か共に過ごす時を奏で
彼らは僅かに触れ合う事で心を奏で
やがてそれは違う形で答えを知らせる
その、思いへの道標となり
また次の世へと紡がれる春の円舞曲
春風の様に爽やかに吹き抜けながらも
その後に残される物悲しさを感じさせる
そんな作品でした。素敵でした。
是非、一読を。
年に一度しか会えない少年二人…言葉の使い方が独特で作者らしい情緒も溢れた短編です。
読後感が何とも不思議で心地好いです。
読んでみて下さい。