Ri.Night +
◇
「凛音ちゃぁぁぁん!久しぶりぃぃぃ!」
「雷さん、久しぶっ……!」
言い終わる前に力一杯抱き締められて、思いっきり変な声が洩れた。
来る度に抱擁されてるから慣れてると言えば慣れてるんだけど、この息苦しさだけはどうしても慣れない。
「雷だけずりぃぞ!りっちゃん、俺もぎゅぅぅぅぅぅぅぅヴッ……!」
彼方が近寄って来たのは気配で分かってたけど、最後の呻き声は一体なんなんだろう。
「……彼方?」
「お前は毎日会ってるし毎日ハグしてんだろ。うちに来た時ぐらい譲れよ」
「はぁぁぁぁぁ!?お前は知らねぇけどな!俺がりっちゃんをハグ出来るのなんて、五回に一回、いや、十回に一回、りっちゃんが油断してる時しかねぇんだぞ!!」
……そんな自慢げに言われても。
「凛音ちゃぁぁぁん!久しぶりぃぃぃ!」
「雷さん、久しぶっ……!」
言い終わる前に力一杯抱き締められて、思いっきり変な声が洩れた。
来る度に抱擁されてるから慣れてると言えば慣れてるんだけど、この息苦しさだけはどうしても慣れない。
「雷だけずりぃぞ!りっちゃん、俺もぎゅぅぅぅぅぅぅぅヴッ……!」
彼方が近寄って来たのは気配で分かってたけど、最後の呻き声は一体なんなんだろう。
「……彼方?」
「お前は毎日会ってるし毎日ハグしてんだろ。うちに来た時ぐらい譲れよ」
「はぁぁぁぁぁ!?お前は知らねぇけどな!俺がりっちゃんをハグ出来るのなんて、五回に一回、いや、十回に一回、りっちゃんが油断してる時しかねぇんだぞ!!」
……そんな自慢げに言われても。