東の空の金星
明日、履歴書持ってきます。」とコーヒーを飲み終わった後に言うと、

「良かった。」と奥さん。

「ここはオーナーが別にいるんだ。
こっちのキッチンを使っていいかどうかは、後で確認しとく。
俺が欲しいのは、ここのカフェの店員。
11時から20時まで勤務で、土日、祝日は休み。
パンをもし、焼いてもらえることになるんだったら、
好きなパンを焼いてもらって、
ランチメニューを考えるよ。サラダとパンとスープのセット。とか。
でも、君ひとりでパンを焼くことになると思うけど…」とマスターは説明する。

土日、祝日は休み?
おまけに自分の好きなパンを焼いていいの?
…それって、今までにない待遇だ。
好きなパンを焼けるなんてワクワクする。


「器材と材料があって、
開店前に、ここを使えれば、
ひとりで大丈夫だとおもいます。」と思わず、笑顔になる。

「お給料は相場がわからないから、
良ければ、今までの明細があれば、見せてくれる ?
カフェの店員のお給料しか考えてなかったから…」

「わかりました。」

「決まったら、いつから働ける?」

「1週間後くらいなら…。」

「ますます、いいね。
キッチンの使用許可頑張って取るよ。」

とマスターは笑い、

「ところで、名前と連絡先、教えてもらっていい?」と奥さんも微笑んだ。
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