恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
「ナナコ、朝だよ。」と、呼ぶ声がする。
私は慌てて起き上って、時計を見る。

もうすぐ7時30分だ。

「ち、遅刻する!」

後30分で家を出ないと絶対に間に合わない。
呑気にキスしようとするリュウを押しのけ、
バスルームに急ぐ。


「ナナコ昨日は楽しかったねー」

と、バスルームの外から声が聞こえる。


「起きてたなら、早く起こしてください」
と文句を言うと、

「寝顔可愛かったから…」

と恥ずかしくなる返事。

私は思い切りシャワーの蛇口をひねった。

< 203 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop