INFATUATOシンドローム

やっぱり向かってくるヤンキーたちはどれも弱くてちょっと殴って、ちょっと蹴っただけで立ち上がらなくなってしまった。

そんな中、京極の制服を着ているヤンキーたちだけは向かってくることなく、この状況を静かに見ているだけだった。


そういえば、最初にニューヨーク達にあった時、変なこと言われたな…あからさまな嘘だよね、アレ。

そして私はしゃがみ込んで足元に寝ているヤンキーに話しかけた。


璃夢「ねぇ、君たち日向くんの根も葉もない噂流したでしょ?」


ビクッ
ヤンキー2「っ……」


いつもより声を低くして声をかければ、ビクリと肩を震わせ怯えたような顔をして私をみるヤンキー。

それは、そうだよって言ってるってことでいいんだよね?否定してないんだもん。おかしいと思った。


翼「根も葉もない噂ってもしかしてあれのことか?」


きっと翼が言っているあれと私が思い出したことは一緒だと思う。


璃夢「日向くんは弱いとか、組合員を使って人を脅してるとか、自分は何もしないとか」


翼「だいたいそんなこと言ってたな。ま、調べれば嘘って簡単に分かるけどな」


璃夢「そう言って、京極の生徒を仲間に入れようとしたんだよね?人数は多ければ多いほうがいいってことでしょ?」


ヤンキー2「っ…」


そう言って足元のヤンキーを見ると、図星だったようで視線をさ迷わせた。
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