INFATUATOシンドローム
加賀美くんはそう翼に聞いた。
コタちゃんと蒼閒くんは楽しそうに言い合いをしているようだったから翼に聞いたんだろうね。
翼「えっ?えっと…お前が璃夢に謝ったところから?でもそんな良く聞こえなかったぜ?」
加賀美くんが私に謝ったところ…結構最初の方だけど、性別の話のあとだね。
それによく聞こえなかったって言うならきっとそうだから大丈夫だよね!
羚焚「そうか。ならいいか。」
あ、もしかして私が女ってバレてないか確認してくれたのかな?やっぱり加賀美くんは優しい!
コタ「えっ、羚焚が怒らない?マジで?槍降るかも…どうしよう…めっちゃ怖ぇ…」
羚焚「そんなに俺に殴ってほしいのかコタ」
コタ「ま、まさか!!」
羚焚に睨まれてシュンッと小さくなったような気がするコタちゃん。
仲良しだけど、やっぱりこの暴走族の中でも加賀美くんは一番強いのかな?
時雨「璃夢〜!」
ギュッ
璃夢「うわぁ!どうしたの、時雨?」
ボケッと加賀美くんとコタちゃんのやり取りを眺めていると、時雨がちょっと強めの力で抱きしめてきた。
時雨「ほんとに何もされてない?大丈夫?」
璃夢「心配してくれたの?」
ちょっとだけ抱きしめる力が強くて苦しいけど、それくらい心配してくれてたってことかな?
時雨「当たり前だよ!」
璃夢「時雨は優しいね。僕は大丈夫だよ。それより、早く手当しないとばい菌入るでしょ?早く帰るよ」
そう言ってまたさっきと同じように時雨の手を握った。
時雨「っうん!」
璃夢「じゃあ加賀美くん、またね。あと、コタちゃんも蒼閒くんも」
蒼閒「あははっ!名前覚えてくれたんだ〜。光栄だなぁ〜。くん付けじゃなくていいからね」
じゃあ蒼閒?でいいのかな?なんだか最近人を苗字じゃなくて名前で呼ぶこと増えたな。
……お友達になれたってことでいいのかな…?いやいや流石にそれは図々しいね!うん!